関東学院大学(規矩大義学長)と社会福祉法人神奈川県共同募金会が4月から共同で取り組んできた「赤い羽根市民大学かながわ」が6月23日、全課程を修了した。
これは全国に先駆け、赤い羽根共同募金と同大が連携して行った市民大学。若い力や発想力、行動力を生かして地域福祉を考えることが目的だ。同会の中島孝夫事務局長は「赤い羽根というと募金活動というイメージだが、なんのためにお金が必要なのか地域と一体になって共通の課題を見つけてもらいたかった」と話す。今回は「地域から孤立をなくす」をテーマに、学生や2歳から高齢者までの地元住民のべ200人が参加。実際に、高齢者施設や子育て関連施設などに出向くフィールドワークを中心に行ってきた。最終回となった23日は調査の結果をグループで討論。「行政の育児支援事業は充実していると知った。だが地域で子育て世代が孤立している現状も調査でわかっている」と学生が調査報告すると「ではなぜ孤立が起こるのか」と地元住民が考えるきっかけをつくるなど、終始活発な議論が行われた。中島さんは「これからの福祉は『人材』。生の声を未来の地域福祉に生かしていきたい。県内のモデルとなれば」と話していた。
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