横浜市水道局とカーレース事業などを行う「GTアソシエイション」が協働で実施する、キャリアと環境について理解を深める特別授業が7月5日、並木中学校で行われた。
当日は全校生徒280人が参加。2班に分かれ、校庭と体育館で授業を受けた。校庭には、日産とホンダのSUPER GTマシンが登場。プロレーサーやエンジニアが特別講師としてレースやマシンについて説明した。また、実際に生徒がタイヤ交換を体験する場面も。普段のレースでは5秒が求められると知り「想像以上に重くてとてもできない」「取り付ける機械が重くて驚いた」など感想をのべた。
体育館で行われたのはキャリアについて考える講演。日産からはドライバーの松田次生さん、エンジニアの吉田昌信さん、ホンダからはドライバーの山本尚貴さん、エンジニアの渡邉昇さんが登壇した。またFMヨコハマの栗原治久さんが司会を務め、仕事内容や職業を目指したきっかけ、やりがいについて質問。生徒から「CO2の排出量は普通の車と違うのか」という質問が飛び出すと、吉田さんは「速く走るために多くのガソリンを必要とするが、少量になるよう改良を続け毎年減っている。これからの時代に必要」と答えた。
これは市水道局が企業と連携して水源保全などを進める「水源プロジェクト W-eco・p」を通して実現したもの。3回目の今年は同校が選ばれた。同局の担当課長の本田和彦さんは「将来を考え始める中学生のキャリア形成のきっかけになれば」と話す。また「蛇口をひねれば当たり前にでてくる水だが、断水してしまえば顔も洗えないし漁師もできない。水源を知り保全を考える機会にもしてほしい」と話した。
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