富岡中学校の硬式テニス部が女子団体で、関東大会ベスト8に入り、2年連続で全国中学生テニス選手権大会への出場を決めた。全国大会は富山県できょう18日に開幕する。団体戦はあす19日から。
昨秋、県大会で敗退した後、メンバーで目標を決めた。掲げたのは、全国大会で先輩が残した「ベスト16」を上回る「全国大会ベスト8」。達成させるため、その下に「足を動かす」「声を出す」「テニスノートを書く」など枝分かれした小目標が続く。その数計64個。そして今、最終目標に挑む時が来た。部長の萩原翠選手(3年)は、「先輩を超えるために、練習を重ねてきた。今まで練習してきた成果を全部出したい」と意気込みを見せる。
今年5月の県大会、準決勝で昨秋に惨敗した葉山中学と当たった。ダブルスで2勝した後にシングルスで2敗。それでも最後のシングルスで圧倒し、3-2で勝ちきった。決勝戦で桐光中に負けたものの、準優勝に。山崎翔顧問は「ずっと負けていた相手に勝てたのは大きかった」と振り返る。
全国行きがかかった関東大会ではコンソレーション(敗者復活戦)で競り勝ち、ベスト8に。レギュラーメンバー全員でもぎ取った全国の切符だった。
部員の大半は中学に入ってからテニスを始めた初心者。専用のコートはなく、校庭の使えない日は外周を走り込んだり、近隣公園のコートを使って練習してきた。そんな頑張りに、地域の人がテニスボールを差し入れてくれたことも。「周りの人の協力もすごく力になった」とメンバーは口をそろえる。感謝の気持ちを力に変え、大舞台に挑む。
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