金沢区・磯子区版 掲載号:2016年8月25日号 エリアトップへ

市学習調査 「図書館好き」3年連続増 学校司書配置で効果か

教育

掲載号:2016年8月25日号

  • LINE
  • hatena
学校司書のアイデアで、最上段に本を置かない工夫も(大道小)
学校司書のアイデアで、最上段に本を置かない工夫も(大道小)

 「平成27年度横浜市学力・学習状況調査」の結果がこのほどまとまり、学校図書館利用に対し肯定的な児童生徒が3年連続で増加していることがわかった。横浜市教育委員会は、25年度から始まった学校司書配置により学校図書館の充実が進んだ効果とみている。

 市は毎年、市立小・中学校の児童生徒約26万人に学力調査と生活・学習意識調査を実施している。今回公表した結果では、「学校図書館に行くことが好きですか」との問いに「好き」または「どちらかといえば好き」との回答が、いずれの学年も調査開始から3年連続で増加。市担当者は「学校司書配置によって学校図書館の充実が進んだのでは」と分析する。

貸出冊数1・7倍

 市は学校図書館の充実や子どもの読書意欲向上などを目的に、25年度から市内の小・中・義務教育・特別支援学校に学校司書を導入。今年度は6億2494万円の予算を計上し、全498校へ499人の配置が完了した。

 業務は司書教諭の補佐や学校図書館の管理・整備などで、市担当者は「子どもたちの図書館利用が増えたのはもとより、教諭の代わりに学校司書が授業の補足資料を準備することで教諭の業務負担が減り、子どもとの時間が増えた」と話す。

 これを反映して、第1期配置校対象の調査では、25年度に1校あたり4584冊だった貸出冊数が27年度には約1・7倍(8006冊)に増加。ある男子児童(小4)は「学校司書の先生が本を見つけやすいよう表示を作ってくれたので行きやすくなった。前より授業で本を使う機会が増えた」と、学校図書館の変化を喜んでいた。

 初年度に導入した大道小学校の富岡正雄校長は、「図書館が、ただ本を読む場所とから、調べ学習など教室につながる学習センターになってきた。また、近隣中学校や地区センター、金沢図書館との本の貸し借りを通じた連携も生まれた。今後はさらに小学校間や高校との連携も深めていければ」とその効果を話した。

蔵書の改善必要

 大道小のように、足りない本を連携で補う取り組みがある一方で、一部の学校司書からは「調べ学習に使える本が少ない」「管理が行き届いていなかったので置いてある本が古い」などの声もある。学校図書館の活性化を訴える市民団体は「学校によって状況が異なる。現場の声を聞いて、よりきめ細やかなサポートをしてほしい」と指摘。市担当者は「蔵書は各学校の予算で工夫しながら、地域の公共図書館の貸出制度を活用してもらえれば」という回答にとどまった。

金沢区・磯子区版のトップニュース最新6

全日本チアで優勝

金沢総合高校D☆FREAKS

全日本チアで優勝 スポーツ

自粛期間に連帯強め

1月28日号

レジなし 生体認証を実験

テクノタワー内コンビニ

レジなし 生体認証を実験 社会

感染症対策など検証

1月28日号

1団体・1人が受賞

金沢区区民栄誉賞

1団体・1人が受賞 社会

スポーツ分野で功績残す

1月21日号

市内に特設交付拠点

マイナンバーカード

市内に特設交付拠点 社会

市、21年度に向け検討

1月21日号

緊急事態宣言、対応追われる

緊急事態宣言、対応追われる 社会

飲食店から「厳しい」の声

1月14日号

市、15日に受付窓口開設

障害者手帳カード化導入

市、15日に受付窓口開設 社会

選択制、耐久性など向上へ

1月14日号

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 1月21日0:00更新

  • 1月14日0:00更新

  • 1月1日0:00更新

金沢区・磯子区版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

バックナンバー最新号:2021年1月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク