サイコロを振りながら、障害への理解を深めて――。横浜市は8月17日、「障害のある人もない人もみんながいっしょに暮らす横浜すごろく」の配布を開始した。配布部数は800部で、各区役所広報相談係、市庁舎1階市民情報センターで入手できる。これは、今年4月に施行された障害者差別解消法を踏まえた市の取り組みの一環。今回は主に知的障害への理解を目的とし、知的障害がある3人が作成に参加した。
学校や職場など10場面を設定し、悪いことと良いことを考える仕組み。「どのようなことが障害のある人にとって差別になるのか」「障害がある人にとってどのような配慮が必要なのか」を理解するため、市が昨年募集した「障害者差別に関する事例」に寄せられた中から10場面を選んだ。
すごろくづくりに参加したメンバーは「障害のある人もこのすごろくをやって自分と違う障害のことを感じてほしい」とコメント。
市担当者は「障害がある人もない人も気軽に交流できる機会を作ることが大切。理解を深めていく取り組みを進めたい」と話す。
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