乳幼児を持つ保護者に向け、金沢消防署と金沢区子ども家庭支援課が連携して、事故予防や応急処置法を講習する取り組みが今年度から始まっている。
同課が区内の各地域で実施している「地域育児教室」の開始前の時間を使い、消防職員が事故予防について救急搬送事例を交えながら説明。誤飲時などの応急手当について講習する。今年5月から1年をかけ、計18回行う予定。年間での計画は、横浜市内でも珍しい取り組みだという。
金沢地区連合町内会館で実施された9月27日は17組の親子が参加した。転んで舌を噛んだり、耳かきが刺さったりした事故事例を、救命救急士でもある長嶌惣一郎さんが紹介。「救急車を呼ぼうか迷った時は、#7119に電話し受診先や判断の相談を」と呼びかけた。また、救急車を呼ぶ際は住所情報が分かる自宅の電話からかけることを推奨。外出先で現在地が分からない場合は、住所が必ず記載されている自動販売機を見つけるようアドバイスした。その後は、誤飲時の吐き出させ方を、人形を使い説明。参加者は真剣な眼差しでメモをとるなど、聞き入っていた。
講習が終わると「火傷した時の適切な冷やし方は」「つかまり立ちから転ぶことも多い。後頭部を打った場合の対処は」などの質問に丁寧に答えていた。
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