釜利谷東在住の奥田廣實さん(90)が10月10日(月)から16日(日)まで、卒寿を記念して「ガッシュ10号展―思い出の山行スケッチ集より―」を開く。会場は「みつい画廊」(中区吉田町5の1)で、午前11時から午後6時(最終日は4時)まで。
6度目の絵画展開催を90歳の節目に選んだ。「油絵のような重厚な絵に仕上がる」と不透明水彩・ガッシュの魅力を話す奥田さん。20年間、山歩きをして書きためた1000枚に上るスケッチから記憶を呼び起こし、40枚の作品を仕上げた。
「山に行けなくても、絵を見ればその時の情景や一緒に歩いた友達がまざまざと蘇る」。ガッシュの色彩はその場の空気も含め、イメージが表現できるという。先立たれた愛妻との思い出も、絵の中に生きている。「越後連山の雄大な景色に息をのんだ。『すごいね』とかわした会話が聞こえる。きりがないね」と瞳を潤ませる。そんな記憶をたどる絵画展だ。(問)【携帯電話】080・8867・7669(奥田さん)
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