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山本助産院 産前後の継続支援を評価 厚労省から表彰

社会

公開:2016年12月8日

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表彰状を持つ山本詩子院長を囲むスタッフら
表彰状を持つ山本詩子院長を囲むスタッフら

 厚生労働省が実施する「第5回健康寿命をのばそう!アワード」の母子保健分野にこのほど、金沢区六浦の山本助産院(山本詩子院長)が選ばれた。個人の助産院の受賞は同院が初めて。妊娠から産後まで切れ目なく支援する姿勢が評価された。

 この制度は、健康寿命の延伸を助ける取り組みを表彰するもの。同院は母子保健分野で厚生労働省雇用均等・児童家庭局長 団体部門の優良賞を受賞した。「地域に根差して行政と連携したきめ細かい支援実績や、いつでも相談できる体制が評価につながった」と同省の担当者は話す。

包括的なフォローへ

 同院が開設したのは22年前。妊娠期から参加できるヨガやエクササイズなど様々なクラスを行い、母体の健康や母親同士のつながり作りに寄与してきた。また、助産師による産後の育児相談や訪問指導を継続して実施。母乳外来や1カ月おきに小児科医と協力して同院での乳児健診を行い、24時間365日いつでも電話相談に応じるなど母子を支援してきた。育児不安や心身の不調による負担軽減を目指し、ヘルパーを派遣することで虐待や重症化予防にもつなげる。

 今年からは横浜市の「親と子のつどいの広場」に認定。同院を利用する人だけでなく、地域の母子が集えたり、助産師などのアドバイスを求められたりする場を提供している。「お母さんたちの憩いの場であり駆け込み寺」と山本院長。「辛い時や助けがほしい時もいつでも来られる、育ちあう母たちの応援団を目指してきた」と話す。

 また2007年からは横浜市の「産前産後ヘルパー派遣事業」、13年からは「産後母子ケア事業」を受託するなど、行政と連携。産後の手伝いがない人にヘルパーを手配したり、母乳相談にきた母親を産後母子ケア事業につなげたりと包括的なフォローに導いている。「(母子にとって)必要なことをやってきた一つ一つがつながってきたのだと思う」。結果的に細分化されない、継続支援の形ができあがったという。「小回りのきく場所として多目的に使ってもらえれば。今後も変わらず続けていきたい」と話していた。

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