約40年前まで金沢区の富岡から野島の沿岸は、大規模な海苔の養殖場だった。当時の小柴の活気に満ちた海苔づくりの様子や働く人々の姿を描いた「小柴の海苔づくり」上映会が1月21日、金沢区役所で開かれた。主催は横浜金沢文化協会、共催は金沢区役所。この映像は、元横浜市漁業協同組合組合長の小山紀雄さんが1973年に製作した8㎜フィルム「小柴の海苔」をもとに、斎田正道さんらが撮影した海苔生産関係の映像を交え、2016年に横浜市史資料室が再編集したもの。撮影された昭和40年代後半は、海苔養殖が手作業から機械化に代わる転換期だった。海苔を収穫する「海苔つみ機」や海苔を整形する「海苔すき機」が登場する一方、手作業で整形した海苔を干す様子や海苔柵の支柱を立てたり引き抜いたりする様子が映されている。参加者43人は、映像と撮影者の小山さんの解説に熱心に耳を傾けた。
海苔作り参加者募集
こうしたかつての海苔作りを多くの区民に知ってもらおうと、海苔づくり教室が2月26日(日)、野島青少年研修センターと野島公園で開催される。午前10時から午後3時。当日は金沢区産の生海苔を材料に、昔ながらの手作業で「乾し海苔」を作る。
対象は区内在住・在学の小中学生と保護者50人(先着順)。参加無料。希望者は【1】住所【2】氏名【3】学年【4】電話番号【5】保護者氏名(参加の有無)を明記し、Eメール(【メール】kz-bunka@city.yokohama.jp)で申し込みを。問い合わせは区役所地域振興課【電話】045・788・7804へ。
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