冬の高級魚であるトラフグが東京湾で繁殖している可能性が高いことが分かり、注目を集めている。
区内の柴漁港の宍倉昇支所長は「ここ1、2年でトラフグの漁獲が急増した」と話す。ピークの12月には100尾以上獲れたことも。現在は25〜30cmのサイズのトラフグが毎日30尾前後、網に入るという。
調査する神奈川県水産技術センター(三浦市)は、2004年から稚魚の放流を開始し、近年は年間6万〜11万尾の稚魚を放流している。東京湾は産卵に適した条件が整っていることに加え、昨年6月には湾内で稚魚を確認したことから、繁殖の可能性が高いと考えられるという。
また、放流している養殖のトラフグは鼻がつながっているが、柴漁港で水揚げしたトラフグの多くは2つの鼻の孔が確認できたことからも、天然ものだと考えられる。
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