1月26日の「文化財防火デー」に先がけ22日、称名寺(金沢町)で消防総合訓練が行われた。地域の文化財を守るという防災意識の高揚に加え、木造住宅密集地域の延焼火災防止対策強化も目的に実施。金沢消防署や金沢消防団、称名寺や県立金沢文庫の関係者、地域住民ら約140人が参加した。
訓練は称名寺裏山から「客殿」に火が燃え広がり、文化財が保管されている「金堂」や県立金沢文庫方面に延焼する恐れがあるという想定で実施。消火活動の連携を確認した。
称名寺には3件の重要文化財を含めた、10件もの文化財が残されている。平野龍雄金沢消防団長は「金沢区は市内で最も多くの文化財を保有している。訓練を重ね、貴重な文化財を守って後世に受け継いでいきたい」と決意を新たにした。
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