横浜市立大学医学部看護学科の学生による「いのちの授業」が2月18日、学童クラブ「六浦子供ホーム」で開かれた。通常、小学校で行われている取り組みのため、学童クラブでの開催は初めて。異なる学年の児童が一緒に受けても分かるよう、授業内容を一部アレンジして臨んだ。
当日は約20人の児童が参加。専門教材を使い「妊婦体験」を始め、赤ちゃんの心臓の音を聞いたり、おむつ交換やだっこを体験した。味方友実さん(小6)は「赤ちゃんの心臓は超早かった。(妊婦体験は)重かったし落ちたものを拾うのが大変で、お母さんは大変だったと分かった」と感想を話した。保護者も妊娠していた時を振り返りつつ、自身の体験談を子どもたちに伝えていた。
「親子で参加してくださったのは良かった」というのは看護学生の和田頼子さん(同大3年)。「命の大切さは自然に学ぶものだと思っていたが、社会情勢を考えると、今はこうした機会をつくっていく必要があると思う」と話した。
この訪問授業は2006年度から、小学校の「看護の視点からアプローチして命の大切さを教えてほしい」という要望に応じる形でスタート。年1回程度の開催だったが、今年は依頼が多くすでに3回の授業を行ったという。「いのちの授業を世の中が必要としているのでは」と同大の佐藤いずみ助教は話した。
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