横浜市立釜利谷西小学校の児童30人のデザインした寄付つき自動販売機が3月7日、関東学院大学金沢文庫キャンパスの食堂に設置された。この自動販売機は1本購入ごとに10円が赤い羽根に寄付される仕組み。寄付金は「地域の助け合い」などに使われる。
同小学校を含む小中一貫校の西金沢小中学校と関東学院大学、関ケ谷自治会の3者は昨年度、「関ケ谷地域連携協定」を締結。様々な取り組みを互いに協力し合っていくことを決めた。今回の「自動販売機プロジェクト」もそんな連携の中から神奈川県共同募金会の協力を得て、生まれた企画の一つ。「多世代のつながりを作るために何ができるかを考えた」と話すのは同大の非常勤講師・横地厚さん。設置に先立ち2日には同小学校で、県共同募金会から学校と児童に感謝状が贈られた。
プロジェクトが始動したのは昨年秋。同大社会学部の学生が学校を訪れ、「助け合い」についてレクチャーした後、参加した4年生と6年生の児童有志は、「助け合うまち」をテーマに5つのグループに分かれて、自由な発想でデザインを進めていった。代表で感謝状を受け取った福原舜史(しゅんじ)くん(6年)は「普段関わることのない学生や赤い羽根の人と協働で自販機を作れたのは良い経験だった」と感想を話した。
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