関東学院大学金沢八景キャンパス(六浦東)で6月14日、女優・五代路子さんと関東学大生6人が「平和」をテーマに討論した。
五代さんは、一人芝居「横浜ローザ」の公演を1996年からライフワークにしている。この芝居は、横浜の街角に長年にわたって立ち続けた白塗り白ドレスの女性「メリーさん」をモデルにしたもので、戦争に人生を奪われた一人の女性の生き方を描いている。五代さんは特に若い世代に戦争や平和について考えてほしいと、高校生や学生らと話す活動を続けている。
学生は事前に五代さんの舞台を見たり、本を読んだりした上で参加した。舞台や本の感想を話した学生に五代さんは「何か変わった?」と問いかけ。増田雄太さん(4年)は「先日あった英国のテロでも、”その後”が気になるようになった。6才の子供が亡くなったと聞き、女手一つで育ててきたその母親のことを想った」と答えるなど、積極的な意見交換がなされた。会終了後、五代さんは「彼らから舞台の感想を聞き、ローザが心に宿ったと感じた。素直で柔らかな気持ちで話してくれたので嬉しい」と感想を話した。
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