金沢区在住の学生消防団員が次々に誕生している。金沢消防署によると現在所属している消防団員561人のうち、大学生は15人。「これまで学生は1、2人。説明会を実施するなど大学で働きかけるようになった昨年度から増えてきた」と、相馬聖二庶務課長は話す。
横浜市立大学進学と同時に今年、高知県から区内に越してきた岩崎真夕さんは6月に入団。きっかけは地域の人々との関わりだったという。「ゴミの出し方を教えてくれるなど優しくて驚いた。年配の人が多いのでなにかが起こった時に役に立ちたいと思った」と話す。現在、学生団員は各分団で訓練中。編み上げ靴の履き方一つとっても知らないことばかりだが、幅広い世代の先輩たちと交流しながら学んでいるという。「若い世代が入ることで地域が活性化するのでは」と話すのは、区内で活躍した祖父・父の背中をみて入団したという宍倉雄貴さん。「周りに入団を呼びかけていきたい」と意識の高さを見せた。
相馬課長は「出席率もとても良い。先輩も後輩を指導することでより刺激になるのでは。若い地域防災の担い手が今後も増えてくれれば」と期待を寄せた。
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