金沢区初のビールと食の祭典「横浜金沢クラフトビールandグルメフェスタ2017」が10月7日(土)・8日(日)・9日(祝)、横浜・八景島シーパラダイスで開催される。地元ブリュワリーはもちろん日本全国から集まった約50種の地ビールが楽しめる。
昨年、金沢区内で2つの店舗が相次いでクラフトビールの醸造を始めた。そのうちの一つ、能見台の横濱金澤ブリュワリーの藤井秀人社長=人物風土記で紹介=は昨秋、地方で開催されたビールフェスタに参加し、「地元でもやりたい」との思いを強め横浜金沢観光協会に相談。横浜八景島や横浜シーサイドラインの協力を得て、とんとん拍子に開催が決定した。さらに、区制70周年記念プレ事業としても認定された。
コンセプトは「横浜金沢の地産地消の応援」。藤井さんは、醸造仲間やイベントで知り合ったブリュワリーに声をかけ、出展者を集めた。「現地に行かないと飲めない小さなブリュワリーばかりなので、それぞれ楽しめるのでは」と話す。ビール10枚チケットの前売りは3千円(当日は3千5百円)。
フードも金沢色が満載。地元の人気店舗や地元食材を使ったメニューが並ぶ。また、サンマの振る舞いや関東学院大学学生のワークショップ「クラフトビールのカップから発電して、わたあめを作ってみよう」、地元アーティストらがライブやパフォーマンスを披露するステージなども。
詳細は【電話】045・780・3431(横浜金沢観光協会内)へ。
地元企業 チャンスの場に
「金沢区に2つのブリュワリーがなければ、このフェスタはなかった」と話すのは、横浜八景島の布留川信行社長。金沢の地産地消を応援するという趣旨に賛同し、開催地として同フェスタの主催に名乗りをあげた。開催日の3日間は区民感謝デーとなる。「クラフトビールは比較的小さな資本ででき、食への思いが強い人が多い。ビールを芽生えの種として、仲間が集まり連鎖がつながって、地域おこしになる可能性はすごくある」。醸造者だけでなく、生産者や飲食店など地元企業のチャンスの場になればと願う。
金沢区は環境に恵まれている一方、若い人口が減りシャッター商店が増えている。布留川社長は「地域の元気や活力を作るためには、金沢区で働いたり、起業できたりする場が必要」と指摘。そのために、「地域に新事業を起こしていくことはすごく良い。来年も開催し、文化として根付くよう応援したい」と話した。
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