岩崎学園横浜fカレッジ(西区)は「いわきや」と産学連携し、学内公募で「振袖デザインアワード2017」を実施した。グランプリを獲得したのは、金沢区並木在住でファッションライフデザイン学科2年の野口愛華さん(20)。応募総数277点の中から、デザイン画の第一審査、プレゼンテーションの第二審査を経て、栄冠を得た。
10月29日の表彰式には、ファッションモデルの佐谷戸ミナさんが登場。グランプリ作品のデザイン画が反映された着物を披露した。野口さんは、「出来上がりを見たのはこの時が初めて。すごく嬉しかった」と話す。
野口さんが振袖アワードに挑戦するのは、昨年に続き2回目。今年は「大人の振袖」を目指した。「古典的な花と水玉を配して、かわいさよりもシックな雰囲気を出した」と野口さん。普段は洋服のデザインをしているため「形や素材で表現の幅が広がる洋服と違い、形が決まっているので表現が難しかった」とも。古典柄や振袖の画像を検索し、研究を重ねた。また、どんな柄や色が好まれているかのトレンドをリサーチ。コンセプトを練らず自分の好きなものを作ってしまった昨年の反省を生かした。選考審査では「カラーバリエーション展開やデザインの応用の可能性があり、汎用性が高く、商品展開に適した点」が高い評価を得たという。
野口さんには、自身がデザインした振袖がプレゼントされた。「成人式にはこの振袖を着て写真を撮りたい」と話した。またこの振袖はいわきや、きものプリンセス関連店舗でレンタル・販売される。
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