認知症サポーター養成講座が12月8日、大道中学校(金沢区大道)で開催された。2年生の生徒を中心に、職員、地域の人ら計200人を超える人が参加した。講師を務めたのは保健師の地引あらたさん、宮崎美穂子さんら。「認知症を正しく理解し、認知症の人や家族を温かく見守る意識を養う」というテーマで講義した。永山泰士校長は「生徒は真剣に聞いていた。様々な世代が暮らす地域で、『中学生として何ができるか』それぞれ感じるところがあったのでは。開催してよかったなと思う」と話した。
六浦西地区は2016年から、認知症と軽度認知障害(MCI)対策に力を入れてきた。同年10月、学校、行政、地域の代表者24人が集い、企画立案プロジェクトチームを立ち上げ。委員長を務める六浦西地区町内会連合会の佐波弘之会長は「事業を進める上で大切なのは、上に立つ人の理解度」とし、講習などを通して理解を深めてきた。
昨年は地域に広げるため、各自治会・町内会などで認知症関連の講座を30回以上開催した。今回の大道中の講座もこの事業の一環だ。佐波会長は「地域全体で認知症対策を推進するため、今後も系統立てて取り組んでいく」と話した。
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