「第23回全国都道府県対抗男子駅伝」が1月21日に広島市で行われ、横浜市立金沢高校陸上部の谷澤竜弥選手(3年)がメンバー入りし、同部顧問の加藤智明教諭が監督として指揮をとった神奈川が7位に入った。4区(5Km)を走った谷澤選手は4つ順位を上げる快走で、神奈川初の入賞に貢献した。
大会は各都道府県の中学生、高校生、一般(社会人・大学生)の代表選手7人が総距離48Kmでたすきをつなぎ、日本一の都道府県を決めるもの。各世代のトップ選手が集結し、五輪出場者なども出場する。
12位でたすきを受けた谷澤選手は「良い流れができていて前を追える位置だった」と前半からペースを上げる積極的なレースを展開。終盤は得意のラストスパートで前を行く選手をかわし、区間6位の14分36秒で入賞圏内の8位でたすきをつないだ。
加藤監督は「気持ちが本当に強い。(専門にする)1500m走のように、前半から突っ込んでいた」とその走りを評価する。谷澤選手の快走で勢いに乗った神奈川は5区で3位に浮上するなど、終盤まで表彰台争いを展開した。加藤監督は「最大の目標だった入賞ができてほっとした」と振り返った。
ピーク合わせ調整
谷澤選手は今年度のインターハイ1500m種目に出場した実績がある。中距離走に必要なスピードと瞬発力が持ち味。これまでは大会に照準を合わせた練習ができず、レース中盤から後半に失速し、力を発揮できない時もあったという。
今年度は疲労が溜まっている時に身体への負担を軽くしたメニューを取り入れるなど、”はやる気持ちを抑える勇気”を大切に、ピークを大会に持って行く調整方法にこだわった。持ち前のスピードのほか、後半に失速しない持久力、粘り強さに磨きがかかり、神奈川初の入賞に貢献した。谷澤選手は、「歴史に名を刻むことができて良かった」と喜んだ。
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