磯子区東町に本部があり、不登校やひきこもりになった若者の支援などを行うK2インターナショナルグループ(金森克雄代表)が1月から、地域と一緒にまちの活気を生み出す「根岸モン・マルシェ」を始めた。マルシェには同グループスタッフや若者、地元商店、地域住民らが野菜販売や飲食模擬店などを出店。今後は定期開催して周知を図り、まちの新たなにぎわい創出を目指す。
K2グループは宮城県石巻市の物産品を販売する「うんめぇもん市」を市役所や区役所などを会場に600回以上開催。継続的な被災地支援につなげる取り組みのほか、グループが運営する磯子区西町の店舗「パン屋のオヤジ」「お好み焼きころんぶす」前で飲食物などを販売するマルシェを行ってきた。
今回はグループ本部がある根岸のまちに新たなにぎわいを生み出そうと、グループ関係者以外の住民や商店などを巻き込んだイベントとして計画。根岸駅近くに昨年10月にオープンさせたK2グループのイベントスペース「Live Box M6(エムシックス)」があるモンビル前で、第二土曜に開催することを決めた。
1月13日の第一回開催では、K2グループのNPO法人が管理する磯子区岡村の畑「にこまるソーシャルファーム」で採れた野菜や、本部屋上で生産する根岸で採れた天然はちみつなどを販売。モンビル内にあるカレー店、アメリカ料理店も出店してにぎわった。
地元主婦もフリマ
さらに、モンビル前で長年、フリーマーケットを定期開催していた地元の主婦らに声を掛け、マルシェ内にフリマブースを設置。出店した中区在住の今村由美子さんは、共同開催の効果で「いつもより人が多く来ていたことは良かった」と話した。
金森代表は「あそこに行けば何か面白いことをやっているという場所になれば」と話し、今後は地元の自治会町内会を巻き込んだイベントに拡充させたいという。また、子育て世代の親などが買物に参加しやすいように「M6」で一時保育するサービスなども検討している。次回のマルシェは2月10日(土)。
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