議員記者がゆく〜夢あきらめないで! 東京湾の水産資源回復を 神奈川県議会議員 松崎淳
――神奈川県の2018年度予算で、シャコなどの水産資源回復を図るための調査費用が計上されました。
松崎――私はこれまで本会議などで、魚介類の生息や分布に大きな影響を与える「貧酸素水塊」の対策について再三、取り上げてきました。来年度は、「魚介類の貧酸素水塊の動向予測や生物への影響調査」などが予定されています。東京湾の魚介類を増やすためには、生息場の環境改善を行うのが何よりも大事。また、国や自治体の積極的な協力が不可欠です。関係機関と連携を図りながら取り組みを推進していきたいです。
――4月の運営開始を目指し、「フードバンクかながわ設立準備会」が準備を進めています。
松崎――設立準備会は金沢区に事務所を置き、各地域の生活困窮者支援団体などと連携しながら、県全域での事業展開を目指していると聞いています。食べられるにもかかわらず廃棄されてしまう食品は年間推計621万トンにものぼります。こうした食品を、支援団体を通じて提供する「フードバンク活動」は環境と福祉の両面に寄与するもの。県としてもしっかり支援していくべき取組です。
――3月の予算委員会で、松崎県議は出産に対する支援強化も訴えていますね。
松崎――金沢区でも分娩施設は横浜市大など3カ所に減っており、三浦半島地域や県西部など分娩施設のない「分娩ひっ迫地域」が生じています。黒岩知事が掲げる「子どもを産むなら神奈川」を実現するためにも、分娩ひっ迫地域の解消や産科医師の確保に、県が主体的に動き全県での実態調査など、最大限の努力をする必要性を訴えました。また、母子保健の推進や口腔ケアによる健康寿命の延伸についても取り上げました。
企画・制作/松崎淳事務所
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