県政報告 2018年度当初予算案が可決 神奈川県議会議員 あらい絹世
福祉タクシー導入促進補助
一般、特別、企業の三会計を合わせ総額3兆9874億円に上る神奈川県の2018年度当初予算案が県議会第1回定例会に提案され、3月23日の同定例会本会議で採択されました。県の新年度予算案では、未病を看板にした県西、ロボットの相模川流域などの地域の振興事業、私立高校生徒の授業料無償化の拡大、災害への迅速な対応のため県内消防網を整備する全国にさきがけての事業などが盛り込まれています。
また、12月に行った代表質問により「福祉タクシー車両導入促進事業費補助」(3750万円)が新たに計上されました。障がい者や高齢者の方々など移動が困難な「移動弱者」が社会参加に対する障壁を乗り越えるために必要なのが移動手段の確保です。車いすのまま乗車できるスロープなどが装備された、ユニバーサルデザインタクシー(UDタクシー)など福祉タクシー車両が移動手段として有用であることから、タクシー事業者等の福祉タクシー車両購入に対して補助することとなりました。
その他の着目事業は■ロボット共生社会推進事業(2953万円)=セーリングW杯シリーズ江の島大会の際、自動運転バスで来場者を輸送する実証作業に取り組む■災害時応急体制の整備(35億4874万円)=県内の24消防本部の18指令センターのネットワークを整備、大災害時に迅速、的確にオペレーションできる体制をつくる■私立高校等生徒学費補助金の充実(46億9410万円)=これまで年収約250万円未満の家庭に国と県が補助支援して授業料の実質無償化を進めてきたが、これを年収約590万円未満に拡充する■部活動指導員配置事業(1274万円)=教員の多忙化を解消するため、まず県立高校10校に配置■県産野菜を活用したムラサキウニ養殖の技術開発(381万円)=三浦にある県水産技術センターが3年間をめどに行う技術開発。三浦の特産品のキャベツの不用品を餌に使いムラサキウニを大量に養殖して特産品にしていこうという事業
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