磯子区休日急患診療所の移転に尽力した区医師会前会長で現在市医師会副会長の 武安 宣明さん 磯子区洋光台在住 62歳
患者に寄り添う医療を
○…昨年5月まで6年間磯子区医師会長を務めた。3年前に立ち上げた建て替え準備委員会では委員長として基礎設計に携わった。「待合室を広くしたのも患者様が利用しやすい施設にしたかったから」。完成した建物を見て「想像以上のものができた」と喜ぶ。旧施設は「磯子区にも休日急患診療所を」と医師会の役員だった父親らが中心となり建てられた施設。「父や先輩方の意思を少しは引き継げたかな」
○…岡村で開業医として働く父親の姿を見ていた幼少期から「医者になるのかな」と将来を見すえていた。真夜中に診療所に訪れた患者を診察したり、往診に行ったりする父親の姿は今でも忘れない。父親のように患者に寄り添う医療を提供したいと35歳で丸山に医院を開業。患者と接する中で、医療と介護の連携の必要性を実感。20年前から在宅診療を導入し今でも月2回行っている。「時代のニーズに合わせた医療を提供しなくてはいけない」と感じている。
○…趣味は30年以上続けているゴルフ。会議などで忙しい日々を送る中でも磯子カンツリークラブなどを訪れ月2回プレー。「運動不足なので、カートは使わず歩いてラウンドすることを意識しているかな」。今でも80台で回る腕前。妻とのオペラ、ミュージカル鑑賞もリラックスできる時間。「ゴルフやオペラ、ミュージカルは非日常。これを味わうとまた明日から頑張ろうと思える」
○…昨年6月から横浜市医師会の副会長に。医療・福祉を担当し小児在宅医療の組織づくりに力を注ぐ。地域包括ケアや2025年問題などにも取り組んでいく。「医療現場、介護現場がもっとコミュニケーションを取らないといけない」。区民、市民のためにこれからも寄り添う医療を提供していく。
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