浅葉和子デザイン教室50周年記念パーティーが5月12日、アサバアートスクエア(金沢区金沢町)で行われた。現役生や卒業生、スタッフ、関係者ら約200人が駆け付け、多世代で記念の年を祝った。
同デザイン教室の卒業生は約2千人。現在は3歳から中学生までが通い、創作活動を行う。教室を主宰する”キャンディ先生”こと浅葉和子さん(76)は、子どもの可能性を、ものづくりの喜びを通して育む教室を目指してきた。「学校と違って、私がここにいる限り戻ってこられる。長年やっていると循環が見える」と目を細める。
当日はセレモニーだけでなく、浅葉さんと世代別の生徒との対談、ステージライブなど盛りだくさんの内容に。「40年ぶりにあった生徒も。そういう生徒が今の生徒と世代をこえて交流できたことが良かった」。同時開催された現役生の子どもの作品展や50年のスライド展示などは5月27日(日)まで展示する。
1968年、「子どもに絵を教えほしい」という依頼にこたえ、生徒1人から気楽に始めた同教室。徐々に生徒が増えるも、「自分の子どもも満足に育てられないのに、やっていいのか」といつも迷っていたと振り返る。迷いが消えたのは2004年。心に浮かんだ「この道より我を生かす道なし」という言葉を書にしてもらったことで、「心が決まった。形に表現するのってすごく大事」と話す。
浅葉さんは現在、カフェだったスペースを「子どもたちの未来のためになるようなミュージアム」にすることを計画している。名前は7世代先のことを考えて生きることを伝えたいと「セブン ジェネレーションズ ハウス」に決めた。「この活動が私の生きる意味だと思う」と次世代を見据える。
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