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県看護賞 金沢磯子から2人受賞 環境整備、人材育成に尽力

社会

掲載号:2018年5月24日号

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杉浦さん
杉浦さん

 神奈川県看護賞の授賞式が5月11日、県立青少年センターで行われ、金沢区と磯子区から横浜市立大学附属病院(金沢区福浦)の杉浦由美子さん(60)と、横浜市立脳卒中・神経脊椎センター(磯子区滝頭)の額田恵子さんが表彰された。看護師らの人材育成や病院内における安全管理などの環境整備に貢献したことなどが評価された。

 看護賞は県内で看護師や保健師、助産師など、専門的な業務で顕著な業績をあげた人を表彰するもので53回目。近代看護を築いたフローレンス・ナイチンゲールの誕生日にあたる5月12日の「看護の日」前後に公表される。今回は杉浦さん、額田さんを含め計10人が選出された。

「ありのままに」

 杉浦さんは横浜市立大学附属市民総合医療センター(南区)の開設準備に尽力。設計やマニュアル作りなど全般にわたり携わった。「こういう病院を作りたいという思いを反映でき、非常にやりがいがあった」と振り返る。その後、福浦の横市大附属病院へ。今年3月まで4年間、看護部長を務めた。「モットーは『ありのままに』。相手の状態をまず受け入れてから、話すことが大事」という。

 57歳から同大学院で高齢者介護を学ぶ向学心も併せ持つ。昼は仕事、夜は学校で、睡眠は2〜3時間だったが、3年間通い続けた。「高齢者介護は看護の原点だと思った。相手の立場にたった接し方の重要性を再認識した」と話す。

 定年を迎え、今年4月から同院の医療の質向上センターでアドバイザーとして働く。データやアンケートから、よりよい病院づくりに力を尽くす。

優れた行動力発揮

 額田さんは中区にあった市立港湾病院(現みなと赤十字病院)や保土ケ谷区の市立市民病院などで勤務。港湾病院では看護師長を務めた。

 同センターでの勤務は7年目。現在は病床機能調整担当課長として患者の状態に合った医療が提供できるように病院内の調整役を担っている。また、患者と家族らの相談や要望に対応する地域連携総合相談室で副室長を務める。

 地域医療における安全管理・感染管理など、医療の質の向上に尽力し、優れた行動力と高い学習意欲で他の職員の模範になっていることなどが評価された。受賞を聞き「信じられなかった」と話す。

 看護師として、患者の生き方や個性を理解し、接することを心掛けてきたという。住み慣れた地域で医療、介護などの支援が一体的に提供できる地域包括ケアシステムの構築に向けて「求められるサポートをしていきたい」と抱負を述べた。

額田さん
額田さん

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