議員記者がゆく〜夢あきらめないで 命の出発点「出産」を安心に 神奈川県議会議員 松崎淳
――3月の予算委員会で、分娩ひっ迫地域への対応を強く訴えました。
松崎――金沢区の分娩可能な施設は減少し、現在3カ所しかありません。県全体では分娩施設のない市町村が10にのぼっています。現在は産科に限らず、医師が大病院に集約される傾向があり、分娩ひっ迫地域の問題は深刻だと訴え、県当局からこうした地域の実態調査を至急実施すると答弁がありました。県は人生100歳時代を政策の根幹に捉えています。しかし生命の誕生なくして、100歳はありえません。人生の出発点となる産前産後を含め、安全で安心できる体制づくりに向け、一層力を入れ取り組みます。
――県は未病改善の取り組みに、オーラルフレイルをあげています。
松崎――最近、メディアなどでオーラルフレイルという言葉をよく聞きます。口腔機能の低下が、全身の健康に大きく影響することがあるとわかってきました。私はこうした認知を広め推進するためにも、口腔ケアに対する保険適用の拡大が必要だと、強く求めました。合わせてお口の健康づくりを推進するよう、黒岩知事に要望しました。
――国民健康保険の運営の責任主体が県に移管され、県予算が一気に7千億円も増加しました。
松崎――国民健康保険は半分ずつ公費と保険料で賄うのが大原則。しかし赤字を税金で補てんしている事実があります。私は、県民の将来の負担増につながらない対応をすべきだと、真正面からクギをさしました。これは県財政に直結するテーマ。引き続き、注目して取り上げていきます。
企画・制作/松崎淳事務所
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