神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

横浜市 管理組合の支援強化へ マンションに専門家派遣

社会

公開:2018年6月14日

  • LINE
  • hatena
制度のイメージ
制度のイメージ

 横浜市は将来的な分譲マンションの修繕放置などの管理不全を防止するため、管理組合への支援を強化する。市が指定した管理組合へ専門家を派遣し、管理体制構築に介入する支援事業を今年度から始める。

高齢化などに対応

 市では管理組合からの申し出に応じ建築士やマンション管理士、弁護士などの専門家が助言を行う申請制のマンション・アドバイザー派遣事業を2003年から実施していた。しかしこれらの制度を利用するのは組合の体制がしっかりし、取り組むべき課題が明確な場合が多い。

 こうしたケース以上に深刻なのが、そもそも活動が休眠状態に陥っている管理組合。住民の高齢化や、管理に関心のない投資目的の所有者が増えることで修繕費の積立などが進まず、修繕がされないまま住民だけが減り「空き家マンション」となる危険がある。

 市では将来的に空き家マンションとして問題化する物件が一定数あると見て、未然防止のために管理不全の組合へ積極的に専門家を派遣し、改善指導を行うことにした。

アンケ未回答組合に制度を案内

 市では築40年を超える分譲マンションの管理組合約400カ所に毎年アンケートを送付しているが、約4割が未回答。新制度ではこうした管理組合に直接連絡を取り、専門家を紹介する。マンション運営の仕組みなど基本的な部分から説明を行い、適正な維持管理に努めるよう支援していく。組合側の負担は無料。

 所管する住宅再生課では「1件ごとに期間をかけて、軌道に乗るところまで腰を据えた丁寧な支援が必要になると考えている」としている。今年度は4件を対象とし、今後選定を進めていく。

 市のマンション・アドバイザーに登録しているマンション管理士の藤木賢和さんは「本来は住民が管理するべきだが、特に小規模マンションでは住民の高齢化もあり機能していない管理組合も多い。中には利益優先の管理会社もいるので、第三者の専門家による助言は必要だと思う」と制度に理解を示した。

金沢区・磯子区版のローカルニュース最新6

市電でみる横浜の変遷

市電でみる横浜の変遷

市電保存館で写真展

4月18日

横浜武道館で熱い一戦

大日本プロレス

横浜武道館で熱い一戦

5月4日、読者招待

4月18日

スポーツ&観光をPR

横浜市の魅力発信

スポーツ&観光をPR

特別『るるぶ』を発行

4月18日

「絹婚式」きもので撮影

「絹婚式」きもので撮影

横浜でイベント

4月18日

「弁護士が身近な存在に」

神奈川県弁護士会

「弁護士が身近な存在に」

岩田武司新会長が抱負

4月18日

5月2日にマーケット

メディカルホームグランダ金沢文庫

5月2日にマーケット

交流・憩いの場に

4月18日

あっとほーむデスク

  • 4月18日0:00更新

  • 4月11日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

金沢区・磯子区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook