春季大会では、湘南工大附、星槎国際湘南、甲子園に出場経験のある横浜隼人に勝ち、ベスト8入り。旋風を巻き起こした。今大会は南北で唯一、公立校第1シードとして大会に臨む。「力があるとは思っていない。一戦一戦を戦っていくだけ。ただ、春の結果はチームに自信を植え付けてくれた」。こう話すのは就任5年目の李剛監督だ。
新チーム結成以降、県内外の甲子園出場経験のある高校と積極的に練習試合を組み、通用する部分、足りない点を整理し、練習に取り組んできた。6月には茨城遠征に。強豪校との試合でも物おじせずにプレーできるようになった。
部員28人で、2、3年生は17人と少数精鋭。「粘りとチームワーク」が信条だ。投打の中心は、田中翔也投手と堀井翼主将。主戦の田中投手は丁寧にコースをつき、打ち取るピッチングが持ち味。「ピンチになると、より出てくる」という強気の投球でチームを引っ張る。
3番を打つ堀井主将は、強豪校にも振りまけない、鋭い打球を意識した練習に取り組む。
昨年春には横浜商業から吉田斉部長が赴任。「練習を見る人が増えたことで、組織力があがった」と李監督。「やるからには目指さないと意味がない」と選手には常に「優勝」という言葉をかけてきた。「春の大会以降は、これまで以上にイメージすることができるはず。あと2つ、どうすれば勝てるのか。本気で勝つことをイメージできれば」。28年ぶりの公立校制覇を金沢高校が狙う。
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