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小児がん、絵本で伝える 市内小学生らが一冊に
金沢区内に住む小学生の川口蒼くんと、柴町に住む松崎雅美さんが制作に携わる絵本『しろさんのレモネードやさん』が6月に出版された。
絵本は小児がん(脳腫瘍)経験者で西区在住の榮島四郎くん(小5)が病気について知ってもらおうと発案。同じ作文教室に通う蒼くんが本に登場する遊園地を発案した。
四郎くんをモデルにした主人公が手作りレモネード販売を通じて寄付を集め、その活動を広げる様子が描かれる。勇気と優しさ、助け合う人々の心が胸を打つ。文を担当した制作委員会の松崎さんは「子どもから大人までに共感してもらえたら嬉しい」と話す。
A4判・40頁1400円(税別)。金沢区と磯子区(一部)の書店や、インターネットで販売中。売り上げは全て小児がん治療・研究に役立てられる。(問)【電話】090・2050・6672(松崎さん)。
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