金沢区にある柴漁港で海に転落した男性を救助した三喜丸釣船店=同区柴町=の5人に6月22日、金沢消防署の伊藤賢司署長から感謝状が贈られた。素早い119番通報と海に飛び込む勇敢な行動で男性を岸にあげ、命を救った。
表彰されたのは齋田正道さん、齋田義己さん、齋田幹生さん、河野秀昭さん、村上明さんの5人。4月21日夕方、柴漁港で意識を失って海に落ちた50代男性を幹生さんが発見し、119番通報。村上さんと河野さんが海へ飛び込み、水面で男性の身体を数分間にわたって支えた。その後は正道さんと義己さんが用意したはしごやロープで岸へ。救急車で搬送された男性はその後回復し、現在は退院している。
同店はスタッフ全員がスキューバダイビングのライセンスを取得するほか、AEDの使用法などを学ぶ応急手当に関する講習を受講。緊急事態に対処できるスキルと判断力向上に力を入れている。
贈呈式で伊藤署長は「迅速な対応、的確な情報提供がなければ尊い命が失われていた」と話し、勇敢な行動に感謝した。感謝状を受け取った正道さんは「海の人間なので海で何かあれば救助に行くのは当然のこと。(今後も)状況に合った行動をしていきたい」とした。
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