磯子地区連合町内会の会長を務める 内藤 吉夫さん 磯子区久木町在住 85歳
ボランティアは元気の源
○…副会長を6年務め、今年4月から会長に就任した。「これまでの支える立場から、先頭に立って会員を引っ張っていかないといけない」との思いを強くする。これまで連合町内会で実施してきた防災、福祉施設見学なども継続していくつもりだ。「誰もが住みやすくなる街」を目指し会長職にまい進する。
○…山梨県大月市出身。横浜市に勤めていた6つ上の兄を追うように自身も横浜へ。運転が好きだったこともあり、20歳で交通局に奉職。バスの運転手として浅間町や磯子営業所などで勤務した。特に市電の廃止以降は、市民の足としての重要性が増した。45歳ごろの異動を機に、市営地下鉄の用地買収に関わり、契約に携わった。「市営地下鉄の駅を訪れると、この駅の立ち上げに携わったんだと今でも感慨深いですね」
○…公務員として街づくりに携わっていたことから、自ら住む街への思いも強くなった。民生委員となり地域でも活動。久木町を含む7つの町が密集地の指定を受けたことから16年前に立ち上がった「滝頭・磯子まちづくり協議会」に力を注いだ。道路の拡幅や電柱の移動など、行政とともに取り組んだ。そこで感じたのは「自分たちが住む町は自分たちで考えていかなくてはいけない」との思い。協議会の会長として現在も活動中だ。
○…災害時に救護活動を行う赤十字奉仕団に56歳で入会。今では県の副委員長を務めるなど、85歳となる今でもボランティア活動に力を入れる。「体を動かし、考えることがボケの解消につながっている」と笑う。ボランティア活動こそが元気の源になっている。街づくりや奉仕活動を通して、形になることに大きな喜びを感じるとも。「体が動くうちは活動したいね」と笑った。
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