金沢消防署(伊藤賢司署長)は8月28日、危険物等を保有する事業者などを対象とした「セーフティセミナー」を横浜金沢ハイテクセンターで開催した。
金沢区では、2014年から18年までの5年間、危険物を保有する事業所で毎年火災が発生している。こうした状況を受け、「安全・安心を実感できる金沢」をめざし、事業者を対象としたセミナーを開催した。
セミナーでは、ワン・ツー・ストックの児玉聖司代表取締役が事業所の安全対策について紹介した。
また、横浜市立大学准教授の石川永子さんが「企業と家族を守る〜地震が発災してからの1週間〜」をテーマに講演=写真。石川さんは、95年に発生した阪神淡路大震の発災後1週間をまとめた映像を放映。首都直下型地震が起きた場合の対処法などについて説明した。企業防災で必要な対策として「重要業務が中断しないこと」「中断しても可能な限り短い期間で再開すること」などを話した。さらに、社員の安否確認法の確保や非常時の備蓄、電源などの確保の重要性も指摘した。
講演を聞いた参加者は「あらためて災害時に、企業としての対処法をしっかりしないといけないと感じた」と感想を話した。
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