神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

土砂災害特別警戒区域 磯子区内98カ所を指定 著しい危害生じるおそれ

社会

公開:2018年9月20日

  • LINE
  • hatena

 神奈川県は9月11日、土砂崩れによって生命や身体に著しい危害が生じる恐れがあるとする「土砂災害特別警戒区域」に磯子区の98カ所を指定した。全国で地震や豪雨による土砂災害が相次ぐ中、危機感を強め、警戒を呼びかけている。

 「土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)」は、土砂災害防止法に基づいてすでに指定されている区内115カ所の「土砂災害警戒区域(イエローゾーン)」の中でも、建物に損壊が生じ、住民の生命や身体に著しい危害が生じる恐れがあるより危険な区域を指す。

 斜度が30度以上、高さ5m以上の急傾斜地で設定した「警戒区域」に対し、「特別警戒区域」は移動する土石の力と堆積する土石の力から算出している。

 対象区域では今後、福祉施設や幼稚園、病院といった災害時要援護者関連施設や住宅分譲などの開発を行う場合に県の許可が必要になるほか、想定される衝撃の力に耐えられるよう、建物の構造が規制される。また、損壊の恐れが高い建物の所有者に対して移転を勧告することもあるという。

 県は1999年に広島県で起きた大規模な土砂災害などを契機に警戒区域の調査を2005年度から実施。特別警戒区域の調査は15年度から順次進めている。磯子区は崖地での宅地開発が進んでいることから南区の138カ所とともに今回横浜市では初めて指定された。

 土砂災害警戒区域の情報をもとに避難勧告を発令する横浜市危機管理室は、「避難に関してはレッド、イエローの区別はない。居住地のゾーンを把握し、レッドから外れているからと安心せず、イエローでも早めの避難を」と呼びかけている。

 今回指定された詳細な区域はウェブサイト「神奈川県土砂災害情報ポータル」で閲覧できる。

医療法人社団 船洲会 船洲会歯科診療所

1962年に開業して以来、60年以上地域の歯科診療を担ってきた総合歯科診療所

https://rarea.events/event/196140

<PR>

金沢区・磯子区版のトップニュース最新6

初のソロアルバムを発売

森東小出身ラッパー

初のソロアルバムを発売

Mummy-Dさん「磯子は原点」

3月28日

住宅の脱炭素化へ本腰

横浜市

住宅の脱炭素化へ本腰

補助や新制度で普及後押し

3月28日

「色弱」の存在知って

「色弱」の存在知って

金沢区在住・杉山さん

3月21日

避難所備蓄に不安も

災害時トイレ

避難所備蓄に不安も

携帯型、1日で尽きる恐れ

3月14日

鉄道模型や写真を公開

元プロ野球選手屋鋪要さん

鉄道模型や写真を公開

杉田劇場で19日まで

3月14日

子育て手続き スマホで

横浜市

子育て手続き スマホで

6月末、アプリ配信へ

3月7日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月14日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

  • 2月22日0:00更新

金沢区・磯子区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

金沢区・磯子区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook