洋光台地区社会福祉協議会(遠藤洋子会長)は、同地区内の一人暮らし高齢者に年賀状を送る取り組みを行っている。きょう元日に届けられる年賀状は、園児や児童らが書いたもの。遠藤会長は「高齢者の方々に年賀状で少しでもお正月気分を味わってほしい」と話す。
「子どもたちからお年寄りへ年賀状を」というこの取り組みは、地区社協と民生委員児童委員が協力し洋光台地区で20年以上続いている。民生委員に見守りを依頼している一人暮らし高齢者に、洋光台地区の子どもたちが書いた年賀状を郵送している。
13団体が協力
同地区社協では、取り組みが始まった当初、子供会に年賀状作成を依頼していた。しかし、子供会の減少や一人暮らし高齢者の増加で子供会の負担が大きくなったことから、5年前に子育て支援連絡会に相談。同地区内の幼稚園や保育園などに協力を仰ぎ、2年前からは小学校4校も作成に加わった。
今年は9月に幼稚園や保育園、小学校、子育て広場など13団体に計370枚の年賀状作成を依頼した。12月上旬に地区社協のメンバーが学校などを訪問し年賀状を回収。民生委員児童委員が宛名を書き、元日に届くように郵送した。
イノシシのイラストも
園児、児童が作成した年賀状には「お体に気をつけておすごしください」「今年もよろしくお願いします」「寒いのでかぜをひかないように気をつけてください」といったメッセージや今年の干支「イノシシ」のイラストが書かれた。
毎年年賀状を楽しみにしている高齢者が多いといい、洋光台地区では地域で正月を祝う取り組みにもなっている。
遠藤会長は「子どもたちの心温まるメッセージを通して、高齢者の方々が今年も健康で元気に過ごしてもらえればと毎年行っている。昔を思い出しながら、お正月を楽しく過ごしてくれたらうれしい」と話した。
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