金沢区平潟町でカラオケ喫茶を営む祖父母の影響で、演歌に興味を持ったという歌手・三丘翔太さん(25)。新春にあたり本紙は、平成に生まれ昭和の名曲を数多くカバーする三丘さんにインタビューをした。
「できれば昭和の大スターが活躍されている時代に生まれてみたかったですね。歌声を生で聞いてみたいと思っています」と話す平成生まれの三丘さん。昭和の歌謡曲に、小さなころから祖父母の店で馴れ親しんできた。「美しい日本の風景や日本人の心の機微が丁寧に描いているところが好き。生活に寄り添った作品が多い印象です」
歌謡曲のレパートリーは1000曲以上。そのほとんどが昭和の曲だ。これまで懐メロのカバーアルバム「翔太のお品書き」を2枚発売し、お品書きライブも定期的に開催する。特に好きな曲は、三橋美智也さんの『夕焼けとんび』と五木ひろしさんの『長良川艶歌』。「生き物や風景に人の心を投影して描かれていて、美しい言葉の響きと楽器の使い方がマッチしている」と愛情を表現する。
とはいえ、平成に生きてよかったと思うことも。ネットの動画サイトなどで「現代だけでなく過去の音楽にも、気軽に触れられることのできるのは嬉しい」とにっこり。
デビュー3年目となる今年は、1月16日(水)に4枚目のシングル「散歩道」をリリースする。団塊世代の夫婦の哀愁をテーマに四季を織り交ぜ、夫婦愛を歌い上げる。
今後の目標は「継承と挑戦」。「昭和の名曲を絶やすことなく次の世代に歌い継ぐだけでなく、時代をとらえた新しい曲にも挑戦していきたい」。歌で時代をつないでいく。
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