横浜市立大学のボランティア支援室学生スタッフVolunch(ボランチ)と同大医学部の学生団体YDCとタッグを組んだスポーツボランティア講習会が1月12日、同大学八景キャンパスで開かれた。多くのボランティア参加が見込まれる2020年東京オリンピック・パラリンピックを前に、実践的な医療知識を伝えた。
講習会には東京五輪のボランティアに応募した人ら17人が参加。熱中症の対策など学んだ。
第一部ではYDCの張田佳代代表(5年)が医療に関する講義を実施。「ボランティアに求められる自己管理」などについて話した。「スポーツボラ講習会は、対処法がメインになっている場合が多いが、自己防衛の大切さを伝えたかった」と話す。
第2部では「18歳女性が頭痛やめまい」「56歳女性が心筋梗塞で倒れた」など6つのケースを用意。参加者は自ら対処法を考え対応し、その後YDCの医学生からポイントの指導を受けた。参加者からは「AEDの講習は受けているが、忘れてしまっていた」「何をすればいいか、とっさの判断が難しい」などの感想が聞かれた。ボランチの北田瑛美さん(2年)は「これからは、ボランティアも医療知識が求められる。参加者が想像以上に積極的に対応してくれ、良かった」と話した。
東京オリパラの横浜市・都市ボランティアの募集は昨年12月に終了し、5834人の応募があった(12月18日現在の集計)。抽選を行い3月までに2500人程度が選ばれる予定だ。
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