交通安全活動に尽力した功労者を表彰する「交通安全国民運動中央大会」が1月17日に東京都で行われ、交通安全協会会長の横井正巳さん(77/金沢区)と室井烈さん(74/磯子区)が交通栄誉章「緑十字金章」を受章した。同章は、交通安全功労者に贈られる最高の栄誉章と言われており、両氏は「とても光栄」と喜びを話した。
「緑十字金章」は、交通安全のために献身的な活動をした人たちに対し、警察庁長官と(一財)全日本交通安全協会会長の連名で表彰を行うもの。今年は全国で108人が受章し、神奈川県からは6人が選ばれた。
自転車乗車マナー向上へ
横井さんは、1993年に金沢交通安全協会の常任理事に選任。2001年から2年間、07年から現在まで会長を務めている。「交通安全は区民全体の問題」とし、警察、区役所、関係団体の連携を強化してきた。特に自転車乗車のマナーアップを各方面に働きかけ、交通安全活動に力を注いできた。
こうした活動が認められ、12年には交通栄誉章緑十字銀章、13年には総務大臣表彰を受けている。横井さんは「金沢区から1件でも悲惨な事故を減らせるようにこれからも尽力していきたい」と話した。
「継続は力なり」で活動
室井さんは、1976年に磯子交通安全協会に入会。88年には交通指導員を委嘱され42年間、交通安全活動に取り組んできた。30代から交差点に立ち登校する児童の安全を見守る。「二輪車ヤングライダースクール」の講師として児童の自転車交通安全教室にも積極的に参加した。「事故を起こすのは人、それに巻き込まれるのも人。何事も過信してはいけない。心の緩みが悲惨な事故につながる」と意識してきたという。2018年からは磯子交通安全協会の会長に就き、協会全体をまとめる立場に。
室井さんは「地域のために地道に活動してきたことがこのような形で評価されてうれしい。これからも『継続は力なり』との思いで交通安全に寄与していきたい」と話した。
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