金沢区並木のセンターシーサイド地区内にある「並木ラボ」で、可動式花壇(ハナバコ)を活用し、自転車のルール違反抑止を目指すワークショップが行われた。
同地区は37の団地が並ぶ「金沢シーサイドタウン」の一画で商店街や商業施設のあるエリア。歩行者が行き交う中、自転車での通過や違法駐輪が多く、課題となっている。
そこで地域の産学官民が参画する「あしたタウンプロジェクト」が昨年12月、設置に適したハナバコの大きさや設置位置などを検討するワークショップを開催。専門家から剪定知識などを学び、ハナバコを管理するサポーターの養成や通過交通・滞留調査なども行ってきた。
1月26日、27日には取り組みの中心となっている横浜市立大学三輪律江ゼミの学生や横浜市住宅供給公社の職員のほか、地域の人たちが参加して協賛企業から提供を受けた木製パレットの廃材を使ったハナバコを制作。2月3日には花を植えた約20のハナバコを商店街のアーケード内に設置した。
横浜市大の三輪准教授は「設置して間もないが、通行する自転車の速度が落ちたように思う。花があることで商店からも喜ばれている」と話す。今後は地域の人たちと協議し、管理や効果の検証などを行っていくという。
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