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島倉社長の きもの放浪記【9】 キモノを高く買っていませんか? 「売りたい」よりも「お伝えしたい」――そんな思いから金沢文庫のきもの処「志まくら」が、きものに関するよもやま話をシリーズでお伝えします
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呉服業界にはさまざまな商習慣があります。今回はそのうちの一つを打ち明けます。
一般的な小売店では、仕入れた商品は返品不可が常識ですが、呉服業界では返品が当たり前。そればかりか、仕入れをせずに問屋から商品を借りて売り出しをする店もあるほどです。借りた反物は値段が高いだけでなく、ぞんざいに扱われているため、生地が傷んだり、焼けたりしています。
そうした商品を見分けるには、多くの情報がつまった反物の耳を見てください。耳に穴が沢山あいている反物は借物。値札を耳につけるため、穴は多くの店に貸し出され、その都度、値札が付け替えられた証拠です。また値札に屋号が入っていないものも要注意。売り出しの2、3日後に訪ね、商品があるか見て見るのも一つの手です。
返品や借物がまかり通るとキモノはますます高くなり、消費者にしわ寄せが。その上、産地の人が着物を作れなくなってしまいます。呉服店や問屋がリスクを負って仕入れないと、伝統的な着物を守ることはできません。
今回ご紹介したのは、呉服業界の悪習慣のあくまで一つ。ご興味がある方には、ここで書けないこともお話しいたします。
志まくら
横浜市金沢区泥亀1の17の8
TEL:045-784-8179
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中医学で考える春の「気象病」4月18日 |
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