横浜市立山王台小学校(磯子区/志田一彦校長)の児童委員会は2月22日、個人でネパールの子どもを支援している平綿末次さん(72/藤沢市在住)に全校児童が寄付した鉛筆255本と消しゴム70個を手渡した。
今年は1月9日から15日間で全校児童から文房具を募集。音楽朝会やポスターの掲示などで、寄付を呼びかけてきた。同委員会委員長の児童は「全校で頑張って集めたので、これを使って勉強し幸せになってほしい」とネパールへのメッセージを平綿さんに伝えた。平綿さんは気候の良い5月頃に現地に赴き、子どもたちに文房具を届ける予定だ。志田校長は「この活動を通して、世界にはいろんな環境で勉強している子どもがいることに気付いてほしい」と話した。
この活動は同校で4年前から実施されている。きっかけは2015年にネパールを襲った大地震。児童たちは「何かできないか」と思案する中で、平綿さんの存在を知った。一方、平綿さんは趣味の登山で、ネパールを訪れた時、学校に行っていない子どもが目に入り、10年ほど前から支援を行ってきた。「ネパールはまだ水道や電気が十分でない。ワクワクしながら勉強した子どもが、将来、社会に貢献できる技師や技術者になってくれれば」と期待を込めた。
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