金沢区・磯子区版 掲載号:2019年5月23日号 エリアトップへ

海洋越境廃棄物の現実をまとめた論文で「南山舎やいま文化大賞」を受賞した 山口 晴幸さん 金沢区能見台通在住 70歳

掲載号:2019年5月23日号

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漂流ごみ調査続け20年

 ○…「何より嬉しかったのは、講演で調査結果を初めて八重山の人に直接話せたこと」と受賞の喜びを話す。20年にわたり30回以上沖縄に飛び、島々を巡って漂着ごみの調査を続ける。1回の滞在は30〜40日。調査紙には種類別・国別にごみを数えた手書きの正の字がびっしりと埋まる。「しんどいですよ」と苦笑い。それでも「現状が分からないと対策ができない。誰かがやらないと」

 ○…青森県出身。高専から新潟大学工学部へ。「男らしい仕事を選ぼう」と土木工学を専攻し、修士課程へ進む。特に興味を持ったのは地盤。「あらゆる構造物を建てるときに必要なもの。重要性を感じた」。北海道出身の妻と出会ったのもその頃。帰省する汽車の中で、さまざまな話をしながら10時間を過ごした。「降りる駅を通り過ぎ、夜だったので青函連絡線の乗船口まで送りました」。その後順調に交際を深め25歳で学生結婚。「就職しなくてもいい。研究を続けて」。妻の言葉に背中を押され、26歳で北海道大学の博士課程へ進んだ。

 ○…32才から、横須賀市の防衛大学で講師を務める。最初に踏み入れた実験室は、当時誰も使っておらず、くもの巣だらけ。「動かない装置ばかりでした」と笑う。研究対象は土から水、そして砂浜へ。全国で10年ほど調査し、関心を持ったのは砂浜に打ち上げられた大量の漂着ごみだった。

 ○…1997年から全国700カ所以上で漂着ごみを調査する。中でも海外から流れてくるごみが圧倒的に多い沖縄に足しげく通った。「ボランティアで解決できる限界を超えている。国策として海洋保全に力を入れないと」と警鐘を鳴らす。「ごみがあってもコバルトブルーの海岸線を歩くとすっきりする。足腰がしっかりしているうちは続けたい」
 

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