磯子区と金沢区は、5月16日と17日にそれぞれ令和元年度となる2019年度の運営方針を公表した。両区ともに、街の魅力づくりや子育て支援、防災を強化する方針を掲げた。
磯子区
基本目標は昨年に引き続き「地域の皆さまとともにつくる笑顔あふれるまち・いそご」。目標達成に向けた施策は3つで「魅力にあふれた住み続けたいまち」「ともに支えあい、健康でいきいきと暮らせるまち」「安全・安心で住みやすいまち」を柱に進める。
地域の特色を生かしたまちづくりや魅力を発信していく「住み続けたいまち」では、新規事業として「磯子の逸品」の追加認定を行う。磯子駅周辺のまちづくりの研究、検討として関係者との協議を実施する。昨年の異常気象を踏まえ、区庁舎前にミストを設置し温暖化対策の啓発も進める。
「いきいきと暮らせるまち」では、子育て支援として、怒らない子育て方法の実践講座の開催や育児プログラムを新規で行う。地域で支えあう取り組みとして、空き家・空き店舗などを活用した居場所づくり事業への支援を新たに行う。
今年度、4つの新規事業を行うのが「安全・安心」分野。災害に備えた要援護者支援の推進として、自治会町内会に安否確認のバンダナを配布。女性のニーズに配慮したスペースの確保などを行う地域防災拠点の支援を進める。区の担当者は「3つの大きな柱を中心に、区民が安心して住みやすい磯子区を目指したい」と話した。
金沢区
昨年度区制70周年だった金沢区。元号も変わり、あらたなスタートの年と位置付ける。基本目標は「地域の皆さまと共に考える、挑戦する、つくる!〜訪れたい、住みたい、住み続けたいまち 金沢を目指して〜」とした。目標達成に向けた施策は5つの柱に。「金沢の未来を創る!」「金沢の魅力をもっと発信!」「すくすく育て!かなざわっこ」「誰もが健康で生きがいを感じられる地域の実現」「防災力・災害対応力、アップ!」を掲げた。
主な事業では、文化施設の機能を検討する「文化施設機能整備検討事業」を進める。金沢区の特徴の一つである観光振興事業では横浜金沢観光協会への支援を強化。また、次期地域福祉保健計画の策定に関する意識調査事業も取り入れた。
区の担当者は、「子育て支援、区民の安全安心事業、観光振興など昨年から取り組んでいることを引き続き今年も強化していきたいと考えている」と説明した。
|
<PR>
金沢区・磯子区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>