金沢区・磯子区版 掲載号:2019年5月30日号 エリアトップへ

5月21日付で令和初となる春の黄綬褒章を受章した 武 紘一さん 金沢区長浜在住 78歳

掲載号:2019年5月30日号

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探究心で発明生み出す

 ○…薄くて軽く、低周波の低減に優れた今までにない性能を持つ防音パネル、「通気性サンドイッチパネル」を発明したことが認められ、令和初となる春の黄綬褒章を受章した。このパネルは、高速道路や幼稚園、コンサートなどで利用されており、騒音問題を解決するための大きな役割を担っている。「騒音は日本で唯一、増え続けている公害。何とかしなくては」と熱をこめる。

 ○…「子どもの頃から探検好きで探究心があった」。科学者でもあった創立者の松前重義の影響を受け、東海大学工学部へ。科学者の道を志した。「大学時代に自分が作られたといっても過言ではない」。卒業後は、化学会社で32年間、断熱材を研究。2006年に独立し、知人と「静科」を設立した。「断熱材は知り尽くした。その経験を活かして次は、あまり注目されていなかった防音材を研究しようと」。これまでに取得した国内特許は17件。「発明は探究だから」という思いで、よりよい防音材を目指す。

 ○…高校生で柔道を始め、大学では第3代柔道部主将を務めた。部を強くしたいという責任感から、外部からのコーチ制導入を大学に提案。名門柔道部の礎を築いた。社会人になっても、その責任感の強さは変わらない。東日本大震災の際には100万円分の防音材を寄付した。「新聞で仮設住宅の騒音被害を知った。困っている人の助けになりたかった」。

 ○…「憧れで目標だ、と言ってもらえたのが一番嬉しかった」。今回の受章を報道で知った孫からの一言に、顔をほころばせる。「この防音パネルの需要は、これからの時代もっと高まる。そう考えると楽しいでしょう」と話す。「技術に年齢はない」。これからも探究を続け、新たな可能性に挑戦し続ける。

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