意見広告 「根岸エリアX」を横浜の成長の起爆剤に都市間競争に勝ち抜く魅力ある企業誘致を 横浜市会議員 山本 たかし
◆安全・安心の水道・交通事業の経営基盤強化を!
市民生活の最も重要なインフラである「水道」と「交通」を所管する『水道交通常任委員会』の委員長を務めることになりました。水道局、交通局、両局ともに自主独立採算制をとっており、厳しい経営環境下にあっても、市民の安全安心を守る重要な使命を担っています。特に、水道事業においては、人口減少による水道料金収入が伸び悩む一方、市内9200Kmに及ぶ水道管の耐震化や長寿命化は喫緊の課題です。有識者による「水道料金の在り方検討審議会」が今秋答申を出すなど、市民生活に直結する重要なテーマを審議します。財政需要に応える為に、横浜市が100%出資した民間会社横浜ウォーター株式会社の受注拡大に資する新たな経営資源の開発(新技術開発)が必要です。
市民の足を守る交通局では、あざみ野から新百合ヶ丘への延伸を図る地下鉄3号線延伸の事業化検討の議論を深めるとともに、超高齢社会のバス交通ネットワークの見直しが急務です。先日発生した、市営地下鉄ブルーラインの脱線事故の原因究明と対策による安全運行の徹底を図ります。
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特別委員会は『基地対策特別委員会』委員となりました。中区、磯子区、南区にまたがる根岸米軍住宅は70数年間、接収され続けています。返還後の跡地利用基本計画(案)が策定される予定です。
◆接収の歴史
1945年8月30日に横浜入りした連合国軍最高司令官ダグラス・マッカーサー元帥による米軍占領が開始され、横浜海運局(後の横浜税関)を占領軍司令部に、ホテルニューグランドを占領軍首脳部の宿舎となりました。横浜市内では1200haが接収(占領)されましたが、特に接収面積が大きかったのが「本牧エリア1、エリア2」と「根岸エリアX」でした。※根岸地区米軍住宅地一帯は「根岸台エリアX住宅地区」と呼ばれていた。
横浜市では1951年(昭和26年)8月には神奈川県、横浜商工会議所と『横浜市復興建設会議』を設立し、接収解除に向けた運動を本格化させました。1982年(昭和57年)に住宅地区として接収されていた「本牧エリア1、エリア2」の70haが返還されましたが、「根岸エリアX」43haは返還されませんでした。
その後、粘り強く接収解除を求めてきたところ、昨年11月の日米合同委員会において、2004年(平成16年)の返還方針の合意内容が見直され、”根岸米軍住宅地区は土地所有者の方々に当該土地を早期に引き渡し、跡地が利用できるようにするため、同地区の共同使用について日米間で協議を開始する””具体的な返還時期は、上記作業の進捗に応じ、日米間で協議する”となりました。根岸米軍住宅地区(根岸エリアX)の返還は長年の悲願であり、返還後の跡地開発の加速化の関する合意は、今日の日米両国の信頼関係の成果です。地権者で構成されている「米軍根岸住宅地区返還・まちづくり協議会(以下、ねぎ・まち協議会)」では、2018年(平成29年)5月に「根岸住宅地区まちづくり基本計画(協議会案)」を策定しました。
◆「根岸エリアX」を横浜成長の起爆剤に
この協議会案に都心部周辺地区がもつ高いポテンシャルを活かす方向性(良好な景観を形成する質の高い住宅地/広域的な要請に応える公共・公益施設の誘致/周辺地区と連携した文教地区)を加味し、根岸米軍住宅返還後の『跡地利用基本計画(案)』を令和元年度中に策定することを要望しています。これと並行して概ね3年をめどに国による原状回復作業を完了させ、速やかに「根岸エリアX」開発が着手できるよう、土地活用について協議会との合意形成を加速しています。
「根岸エリアX」の開発には、みなとみらい地区に近傍するアクセスの利便性や「接収」という歴史の中で形成されてきた「アメリカ」への憧れなど、「根岸エリアX」の地域性や歴史性をコンセプトに盛り込むことが重要です。横浜市の企業誘致戦略にそった多くの企業の集積の拠点として「根岸エリアX」は最適です。
◆第4次産業革命をリードする研究開発拠点の誘致を!
2016年(平成28年)1月の世界経済フォーラム(WEF)年次総会(ダボス会議)では『IoTでつながるAI技術』に代表される「第4次産業革命」が提唱されました。新しい産業技術集積が横浜市のこれからの都市間競争に勝ち抜く成長戦略であり、AI技術の優位性を国内外に発信するためには、「根岸エリアX」をグローバルな研究開発拠点エリアに位置付けることが戦略上必須です。
「根岸エリアX」の開発によりJR根岸駅周辺地域の街が一変するでしょう。戦後、いち早く復興街区として駅前整備がすすんだ根岸駅周辺は、高齢化、インフラの老朽化が顕著です。「根岸エリアX」の開発は交通・生活・商業・教育・サービス機能など根岸駅周辺に画期的成長を促すでしょう。そのための投資もおおいに期待できます。「根岸エリアX」は、横浜市の未来の成長の起爆剤となる重要エリアなのです。
「根岸住宅地区懇談会」が、今後6月22日(土)、9月21日(土)と開催される予定です。根岸地区の発展に大きな影響力をもつ「根岸エリアX」の開発には、これからも目が離せません。
「令和元年」は、横浜市ならびに磯子区にとって転換の年を迎えます。まちの歴史に学び、その素晴らしさを再認識するとともに、さらなる成長を創る好機としていきます。
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