神奈川県県民功労者表彰の授賞式が6月20日、県庁本庁舎で開かれた。磯子区からは、磯子安全運転管理者会会長の佐野慶春さん(72)と(一社)神奈川県電業協会会長の山口宏さん(60)が表彰を受けた。
この表彰は公共の福祉に貢献し、その業績が特に優れた人を広く顕彰することを目的とした県の最高表彰の一つ。団体や地域の活動などを通じて、社会福祉、保健衛生、産業、経済、生活環境など各分野で長年にわたり活躍した人に贈られる。72回目となる今年度は40名が表彰された。
交通事故防止に尽力
佐野さん(岡村在住)は1999年から企業・団体向けに交通安全を奨励する磯子安全運転管理者会会長を務める。長年にわたり、安全運転体制を強化、地域の交通事故防止に優れた成果を残したことが認められた。
警察署の交通課と企業を訪問し、交通ルールや交通安全を呼びかけている。「近年、企業にも高齢者ドライバーが増えているのが課題」と佐野さん。「人手不足のため、60歳の定年を過ぎても働く人が多くなっている。車間距離やスピード、小さなことを怠らない、事故を起こさない運転をこれからも呼びかけていきたい」と話した。
組織充実に貢献
山口さん(森在住)は、神奈川県内の91社が加盟する電業協会の副会長を2002年から務め、12年から会長に。長年、組織の充実強化と電気工事技術の向上に優れた成果をあげ、産業の振興に貢献したことが評価された。
同協会は、技術講習会や安全大会を開催。工業高校の電気科教諭と意見交換会を行ったり、高校生対象のモノづくりコンテストに協力したりするなどしている。
「協会の代表として賞を頂いたと思っている。公共に資する仕事を担っていることから、これからも日々技術、技能の習得に力を入れていきたい」と喜びを話した。
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