今夏、各地で全国大会が開催される。このコーナーでは金沢区磯子区から全国の舞台に出場するチーム・選手を紹介する。
120%の力で優勝を
横浜創学館高校ダンス部は、8月10日から開催される全国高等学校ダンスドリル選手権大会2019に出場する。
今回は初めて「リリカル部門」でエントリー。今年3月のUSA大会で同部が初優勝したSong/Pom Dance部門の強弱のはっきりしたダンスと違い、バレエの要素を取り入れた柔らかで叙情的な表現力が求められる。
6月の関東予選は、「自分の100%を発揮できたメンバーが少なかった」という状態の中でも1位に。全国では暫定2位の位置につけている。部長の見供夢夏さんはそんな現状に甘んじることなく「みんなが目指しているのは1位」と言い切る。
3月の優勝のプレッシャーはもちろんある。初挑戦の分野に「まだ全員の気持ちが出来上がりきれていない」とチームがまとまりきれていない不安も口にするが、「常に120%を目指してやりきりたい」と前を向く。
3年前を超える結果を
横浜高校剣道部は、4年ぶりにインターハイ団体戦に出場する。
登録メンバー7人中5人が横浜中学校剣道部出身。中学から6年間、同じ稽古場で練習に励んできた。3年前の全国中学校剣道大会では、全国3位に入っており、今大会では「3年前を上回ることが目標」と大将でキャプテンの大埜成夢選手(3年)が話す。
ただ、「甘い大会ではない。個々が役割を認識し、戦うことが大事」と個人戦にも出場する副将の伊藤和樹選手(3年)は気を引き締める。全国に向けては「いつも通りの力を出せれば結果はついてくる」とも。
6年間、厳しい練習を乗り越えた仲間とともに、全国では最高の結果を目指す。
平常心で臨む全国
横浜高校柔道部からは、高橋真輝選手(3年)が個人81kg級に出場する。インターハイは2年連続の出場。昨年は、「たくさんの観客や会場の雰囲気にのまれてしまった」と本来の実力を出し切ることができずに初戦敗退。今年は、昨年の経験を活かし、上位進出を目指す。
「緊張してしまうタイプ」と自己分析する高橋選手。これを克服しようと、メンタルトレーニングも取り入れ、大舞台でも力を発揮できるように取り組んできた。「いかに平常心で臨めるかがカギ」。関東大会などの大きな舞台を踏み、大会へのイメージも膨らんできている。横浜高校柔道部ではキャプテンも務める。「他の部員の思いも背負って頑張ってきたい」
アベックで出場
横浜創学館高校空手道部は、インターハイの団体戦に男女ともに出場を決めた。
男子は15年連続の出場。今年のチームについて顧問の松本浩一教諭は「選手間のミーティングが多く、キャプテンを中心にまとまりがあるチーム」と話す。選手同士で組手など技術的なアドバイスをしあうこともあるという。チームの目標は日本一だ。個人では、キャプテンの川島英敏選手(3年)と菅田柊斗選手(同)が組手で出場する。
女子団体は、2年ぶりの全国の舞台。全国の強豪選手を意識した組手を練習しているという。キャプテンの林寿珠選手(3年)は「学年関係なく団結力があるチーム」と話す。目標は表彰台だ。
個人戦には、関東大会で優勝した志村珠妃選手(2年)と江尻光選手(同)が個人形に出場する。今大会からトーナメントからグループ戦にルールが変わった。「いかに対応できるかが重要」と志村選手は話した。
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