8月に開催されるバトントワリングの世界大会に杉浦紀子バトンスタジオ(港南区)から日本代表として3人が出場する。富岡中学校出身の仲澤友莉菜さん(22)と平久井愛由さん(21)の大学生ペアと、港南中学校3年の齋藤晟さん(15)が世界に挑む。
仲澤さんと平久井さんは8月4日から8日まで開催される「WBTFインターナショナルカップ」に「アーティスティックペア」アダルト部門に出場する。ソロでは9日から11日の「IBTFグランプリ大会」に、中澤さんは「トゥーバトン」、平久井さんが「ソロトワール」に出場する。
小5からペア組む
小学5年生からペアを組み、今年で11年目となる仲澤・平久井ペア。アーティスティックペアで世界大会に出場するのは今年で4回目となる。昨年は一度もバトンを落とさない見事な演技を披露し、ジュニア部門で優勝をおさめた。アダルト部門の世界大会は初。「今まで以上に、表現部分も評価される。曲に合わせた表現の質を高め、自分たちらしく演技したい」と平久井さんは話す。
仲澤・平久井ペアはそれぞれ磯子区と金沢区の出身。中学時代はスタジオだけでなく富岡中学校に一緒に通った。
先日、仲澤さんの出身校であるさわの里小学校(磯子区)の6年生から、世界大会に出場する3人に激励の寄せ書きが届くという嬉しい出来事もあった。仲澤さんは「まさかこんなものをいただけるなんて、とても驚きました。温かいメッセージに感動し、力をもらいました」と感極まった様子を見せた。連覇がかかるインターナショナルカップ。仲澤さんは「楽しんで踊ること」、平久井さんは「感謝の気持ちを伝えられる演技をすること」を抱負にあげた。
高い位置目指す
男子ジュニア部門の齊藤さんは「WBTFインターナショナルカップ」では「アーティスティックトワール」に、「IBTFグランプリ」では「トゥーバトン」に出場する。昨年はWBTFのトゥーバトンに出場し4位。「今回は表彰台に上るだけでなく、より高い位置を目指したい。支えてくれた人たちに恩返しできるような演技ができれば」と意気込む。主宰の杉浦紀子さんは3人を「それぞれ個性をいかし、楽しんで。そうすれば自然とお客さんを引き込む演技ができるはず」と激励した。
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