さわの里小学校(後藤俊哉校長)の5年生の児童70人が作曲家の明石隼汰さんと自分たちのオリジナルソングを作った。市内企業の協力の元、明石さんの提唱する誰でも簡単に出来る作曲法「アカシメソッド」を利用したプログラムを使用して作曲を行った。これは授業用のタブレットを活用しており、来年度から横浜市内小学校で必修化されるプログラミング授業を見据えた実験的な試みともなる。
児童らは14のグループに分かれて作詞・作曲を行った。事前に用意されていたのは「カノン進行」と呼ばれるコード進行と、決まったテンポとキーの雛形。児童らはそれを聞きながら仮の歌詞をつけ、即興でテンポに合わせて歌うことでメロディを作った。授業最終日の11月5日にはそれぞれの作った曲を明石さんが少しずつ繋げ1曲にし、アレンジした作品が披露された。最終調整を行い、児童らの歌声で録音、完成した。9日には授業参観で保護者や地域の住民らに明石先生の生演奏で発表された。
子どもたちの作った曲を切り貼りして一曲にする試みは初めてだったという明石さん。「子どもたちから想像以上に良いメロディが出てきて驚いた。作文や絵画のようにもっと気軽に作曲をしてもらえるようになれば」と話す。実際に曲を作った児童は「自分たちで考えた歌詞やメロディが曲になって嬉しかった」と感想を話した。
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