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防災スピーカー 設置進む 市、3年かけ全域に整備

社会

公開:2020年1月16日

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 横浜市は災害時の情報発信力強化を目的に今年度から防災スピーカーの設置を進めている。2021年度までに市内190カ所に設置する計画で、4月1日からは初年度に整備された42カ所で運用がスタートする。

4月から42カ所運用

 市の災害時の情報発信は、区の広報車などはあるものの、ホームページなど電子的なものが中心だった。さらに県内で唯一、全域にわたる防災スピーカーを設置してない現状もあった。市危機管理室の担当者は「自然災害が多くなっている昨今、電子機器に弱い人が情報弱者にならないように様々な方法で情報発信する必要がある」と導入理由を説明する。

 初年度に防災スピーカーが整備されるのは、港南、都筑、栄、泉区役所や西、戸塚消防署、地域防災拠点など42カ所で4月1日から運用が開始される。金沢区と磯子区は、小田小、高舟台小、岡村小、洋光台第四小が対象。今年度は約1億8500万円を計上。21年度までに未設置の区役所や半径300mの音達範囲内に住む人口が多い地域防災拠点など市内190カ所に整備する。

独自の緊急情報も

 防災スピーカーで放送される内容は、震度5弱以上の緊急地震速報や大津波警報、気象特別警報など国から発信される自動放送(Jアラート)と、横浜市が独自に発信する避難勧告や避難指示などの緊急情報の2つ。市は東日本大震災を受け、2013年度に沿岸8区を対象に屋外スピーカーを約90カ所設置しているが、このスピーカーは津波などに関するJアラートにしか対応していない。今後は市の緊急情報にも対応する予定だ。

 今年度設置される磯子区の岡村小学校周辺は、土砂災害警戒区域に指定されている。岡村地区連合町内会の三澤繁次会長は「昨年は大型台風などもあり防災スピーカーの必要性を感じていた」と話す。市危機管理室の担当者は「防災スピーカーは情報発信手段の一つ。これまでの文字や画面に加え音を取り入れ、必要な情報を素早く発信していきたい」と話した。

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