(一社)日本損害保険協会などが主催する「第16回小学生のぼうさい探検隊マップコンクール」で磯子区の汐見台小学校6年生児童が制作した作品が入賞(9作品)となる「未来へのまちづくり賞」に選ばれた。1月25日には東京都で表彰式が行われた。
このコンクールは、児童がまちを探検しながら防災、防犯、交通安全をテーマにマップを制作。全国から2541作品が寄せられ9つが入賞に選ばれた。
今回の制作では、リーダーの小林千紗さんら7人が集まった。テーマを「交通安全」に設定し、夏休み前から取り組み「自分たちが気づいたことや注意が必要なところを多くの人に知ってほしい」との思いから「汐見台気をつけようねマップ」と名付けた。7人で街を歩き、高低差があることやカーブ、坂道が多いことなどを調べた。
7人は、こうした街の特徴をうまく表現できないかと思案。同小の左近洋介教諭からのアドバイスで、発泡スチロールを使い高低差などを立体的に表現した。交通量が多い道路には色をつけ、一目でわかるように工夫した。さらに、磯子警察署に取材し、磯子区内の交通事故件数や反射板を使った対策などをマップにまとめた。同協会事務局によると、地域の特徴を立体的に分かりやすく紹介している点が評価を受けた。
「一緒に表彰式に」
小林さんら3人は昨年も参加し審査員特別賞を受賞していた。ただ、特別賞は表彰式に参加できず「それが悔しかった」と振り返る。昨年も協力してくれた左近教諭と「今年は一緒に表彰式に出ることを目標にしていた」といい「達成できて嬉しかった」と喜んだ。
また、平野叶大さんは「反射板をランドセルなどにつけるようになった。この制作で学んだ交通安全の知識を忘れずに生活したい」と話した。
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